演奏はドライブ

演奏は車の運転に似ている、と聞きました。
そういえば、楽譜は線の引かれた「道」に沿って進み、道には標示(♪=60とか、アクセントなどの記号)があり、走行ライン(音程)を外さないようにするのが大事です。さらに、途中には停止線(休符)や進路変更(パートの変更など)があり、曲がり角(間奏やページの切れ目)では、その先がどうなるか注意することが大事です。
なるほどねえ~。
さて、久しぶりに南が丘公民館での練習です。以前にもご紹介した「十字路」(詞:覚 和歌子/曲:信長貴富)の練習をしました。
この歌は、二人(少年と少女?)の歩む道が交差した十字路で、出会って心を通わせる、鮮やかな、切ないような一瞬を描写した歌です。速いテンポの3拍子で軽快に流れるように曲は進みます。
二人が出会う瞬間の歌詞

わたしの来た道と あなたの来た道が
交差した十字路のまんなかに

空気が張り詰める大事なところですが、この「交差した十字路」のタイミングが難しい。

3拍子の冒頭に1/2拍の休符があるので、文字で無理やり書くと「っ交差した十字路の」「っ十字路のまんなかに」という感じになりますが、この「っ」の間隔を、同じパートの皆がぴたりと揃えるのは難しいのです。急発進でも、慎重すぎても、美しいハーモニーになれません。
運転といちばん違うのは、「安全」という基準がどこにもないことです。
まさに、交差点を通過するのは難しい…

もし、演奏が運転に似てるなら、
指揮は、いつでも最優先すべき「現場の交通整理」…かも?
ピアノは、ルートをそれとなく示す「カーナビ」…かも?
先生方の合図をよく見て聞いて、運転技術(発声や音程)をよく鍛えて、十字路を美しく進んでいけるように、練習を重ねています。