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のはらみんなの歌

冷たい雨がしとしとしと…と降った翌日、すっきりからりと晴天になりました。
薄く雪をかぶった山を遠目に見ながら、桜の花びらが雪のように降る道を、南が丘公民館へ向かいました。
練習しているのは「のはらうた」です。

くどうなおこさんの詩集「のはらうた」を読んだ方もいらっしゃるでしょうか?

音取りを始めたばかりの頃、われらが団長が目ざとく公民館の図書室で本を見つけてきてくれました。

くどうさんが「のはらむら」を歩いて聞こえてきた歌を、書き留めてできた本です。(本の中でご自分を「のはらみんなのだいりにん」と称しています。) 生き物や風や光の、素朴な言葉でつづられた詩が並びます。
初版は1984年。シリーズは6冊になり、版画絵本や「のはらうた わっはっは」などの楽しいスピンオフも色々あります。
いくつかの詩が、三宅悠太さんの作曲で合唱曲になり、私達ものはらむらと出会いました。
MIMIが選んだ曲は、たんぽぽはるかさんの「ねがいごと」、こぎつねしゅうじくんの「よるのにおい」、あおぞらよしあきさんの「なみだ のち にじ」の3曲です。

その中でもあおぞらさんは、とってもいいヤツなんですよ!

 

いつも なみだはみせないぼくです
はればれと あおいむねをはって
おおぞらを ささえています

 

…この歌い出しだけで、もう、あおぞらさんにググっと心惹かれてしまいました。

練習の途中で先生が不意に「皆さん後ろを見て」と仰るので振り向くと、窓一杯の桜と青空が輝くようでした。あおぞらさん、今日は特に張り切ってお仕事していたようですね!
3曲ともそれぞれに、歌うとのはらの気持ち良い風が吹くような歌です。
その感じを皆で共有しながら、うまく表現できたらいいな・・・と思います。

おかあさんコーラス神奈川大会の本番は4月20日(土)で、あと1週間と少し。MIMIの出番は午後4時頃です。お聞きいただければ幸いです。

そして、できればその日にも、あおぞらさんが今日のように「あっはっはっは」と笑ってくれたら素敵ですね。