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大切な8分間のために

「おかあさんコーラス 神奈川大会」に参加しました。前回より2年ぶりです。抜けるような晴天で、真夏日のような陽ざしと、輝くような新緑に恵まれた1日でした。


結果を申しますと、アンサンブルMIMIはめでたく「優良賞」を、そして運よく「ほほえみ賞」をいただき、7月の関東支部大会に出場できることとなりました。本当にありがとうございます。
大会で、1団体の持ち時間は8分間(実際に歌う時間は7分少々)です。この8分間の背景を振り返ってみました。

当日までの日々。

MIMIの皆が「大会に出よう」と決めて、先生はまず歌を選んでくださいます。この8分間に収まるように。
それから練習&練習。歌はもちろんのこと、大詰めになると会場の特徴を踏まえた振る舞い、間奏での視線など、細かい指導も先生は下さいます。
衣装を決めて、不備のないよう注意してくれる衣装係さん。本番近くには特に、入退場の素敵な歩き方やニッコリ笑顔を指導してくれる体操係さん。
さらに!係以外にも、衣装のサイズ直しを引き受けてくれるお裁縫の玄人や、練習後のおやつをいつも気配りしてくれるお母さんみたいな人材が、MIMIにはいるのですぞ!!(スゴイでしょ)
一方で、様々な事務手続や練習場所の確保に奔走してくれる役員さん。きちんとまとめた当日の行動予定を配布してくれるので安心です。しっかり者のお姉さんみたいな我らが団長は、注意点をピシピシと鋭く指摘しつつ、皆でがんばろうね!と志気を高めてくれます。

 

そんなこんなで迎える当日。
練習場所の最寄り駅に三々五々メンバーが集まります。遠足の引率みたいに、皆を導いてくれる役員さん。
お借りした練習場所では順番に、先の団体さんも後の団体さんも、やさしい挨拶を下さいました。


練習を終えて皆で会場の「シリウス」へ。図書館と合わさった先進的な施設にびっくり。各自で昼食をとって指定時間に集合すると、かわいい高校生のボランティアさんがMIMI担当に付いてくれて、きちんと注意事項を伝えながら、演奏後の解散までを導いてくれました。

 

いよいよ本番前の舞台袖。
出番の合図をするスタッフさんが「いつものいいお顔を、もっと素敵にね」と、声を掛けてくださると、自然に顔がほころびます。MIMIのメンバーもそれぞれに「先生の指導を思い出してやろうね!」と合図を送ります。
そして本番。…指揮をとる斎藤先生のいつも通りの表情に、練習を思い出しながら懸命に歌います。そして鈴木先生のゆるぎなく鮮やかなピアノに、気持ちを支えられます。あっという間の8分間が終わります。

 

 

客席に入って他の団体の演奏を聴くと、どこも同じようにこの8分間を大切に生かすための日々があったことが、じんじん伝わってきます。

今回の8分間に向かう道で見えた大会を支える方々の営み、MIMIの仲間と先生方と力を合わせたこと、を覚えながら、この次の8分間に向かっていきたいと思います。