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歌を着こなしてみよう

赤いとんがり屋根がかわいい鶴巻公民館で、お昼過ぎから練習の日です。
電車の少ない時間帯なので、道々で何人かのメンバーと一緒になって、カシの実がいっぱい落ちている秋の通りを楽しく歩きました。
鶴巻公民館の音楽室は、天井がアーチ形に高くなっていて、音がよく響きます。先生は「小さな教会みたいね」と仰いました。
いつもの体操は、お昼の後なのでちょっと軽めに、波のように風のように体をおおらかに伸ばす動きをしました。

 

最近の練習曲は別のページでご紹介した3曲に加えて、「」という曲(詩:新川和江 曲:木下牧子)の音取りを少しずつしています。アカペラの美しい曲です。
楽譜では1ページ半と短いのですが、復習するたびに細やかな指導が入って、なかなか終わりまでたどりつきません。こりゃ大変だ!

でも…

先生が、ここをどうしたらもっといいか、何に思いを向けて気を付けるのか、を話して下さるごとに、曲の世界が豊かになっていきます。

詩はとても大切です。例えば「歌」の一節で、「この世でいちばん優しい歌だ」という言葉。
この「優しい歌」とはどんな歌なのかを思い、自分の歌い方に表現するのが、楽しいことなんだ…と、今日は教わりました。
詩の言葉や物語が、より美しく聞こえるにはどう歌ったらいいか、と考えて、自分でやってみます。お出掛けの前に服を選んで、素敵に見せる工夫をするように。
そういえば同じ服でも、おしゃれに積極的な人が着るとより素敵に見えたりします。「とりあえず着てればいいのよー」なんて粗雑にしてると、歌の「おばちゃんスタイル」に陥ってしまうかも?

この次は今日よりもう少し、「歌」を上手に着こなして歌えるでしょうか。